読書ログ|頭のいい人が話す前に考えていること(安達裕哉)

読書log|頭のいい人が話す前に考えていること(安達裕哉)

どーも!グッチー098takashiです。

「頭がよくなりたい」とは誰もが思うことだと思います。
確かに1日10時間も勉強して有名大学に入学して超大手の会社に就職できる人は「頭がいい人」でしょう。
でもみなさんの周りには勉強ができるわけではないけど「この人頭がいいな」と思うことってありませんか?

そのような「頭がいいと”思える”人」についてわかりやすく書いた本が、この

『頭のいい人が話す前に考えていること』(安達裕哉)

です。

例えば、

  • 「頭がいい」を決めるのは自分ではなく他人であること。
  • 「頭のいいひと」は相手を論破しないこと。
  • 「頭のいい人」の思考法

などを本書を通して知ることができます。

著者の安達裕哉氏は1975年生まれ。
なんと私と4歳しか違わない・・・
デロイトトーマツで監査業務に従事した後、現在ではマーケティング会社の経営者としてコンサルティングやwebメディア運営支援などを行っています。

この本は「頭が良くなるための勉強本」ではなくて「人とうまくコミュニケーションを取るための方法を学ぶ」ことができる本です。

コミュニケーション上手な「頭がいい人」になりたい方は必見です。

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グッチー@098takashi

沖縄生まれの沖縄育ち。40代お父さんの休日は子供の遊び場や家族で出かける場所を探して沖縄のあっちこっち(ありんくりん)をめぐっています!

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『頭のいい人が話す前に考えていること』(安達裕哉)の紹介

『頭のいい人が話す前に考えていること』(安達裕哉)

この本を読んでの結論をひとつだけ述べよ、と言われたらそれは

「頭がいい人は冷静であること」

を挙げたい。

著書の前半部分は頭のいい人が話す前に考えていること、「知性」と「信頼を」もたらす7つの黄金法則についての解説です。
その黄金法則その1で「冷静であること」が出てきます。

大切なことは本の前に書いてある、というわけではないでしょうが、とにかくその言葉が「ビビッ」ときました。

テレビの討論番組などでよく識者があーだこーだやりあっていますよね。
そのとき冷静さを失っている人も良く見るじゃないですか?
(その番組の司会者が一番冷静じゃないと思うのだが・・・)
そのときに相手の反論を途中でさえぎらずに、すっと一息置いて反論を述べる人。
こういう人って「あぁ頭がいい人なんだろうな」と思いませんか?

相手の主張にやたらめったら反論しない。
今どきの頭の良さは「IQ」の高さではありません。
ビジネス書を読んでいると「IQ=知能指数」から「EQ=心の知能指数」を高める時代だ!というのが見られました。
しかし、インターネットが発達し日本全国世界各地の人がSNSで通じあい、人間関係も高度知識経済で複雑な現代社会となる昨今では、「SQ=社会的知性」の高さが注目されるようになってきています。

よく「勉強できる人」と話してみると「この人何言っているか良くわからない」ということありますよね。

一方的に早口だったり。
こっちの話を聞く前に勝手に解答述べたり。

「頭のいい人」になるためには、話すこちら側もある程度の知識を備えておくことは重要です。
そのためには「調べる技術」を学ぶことも必要だと著者は言います

そして相手と話すときには自分自身の好奇心を総動員する。
相手に答えを教えるのではなくて、話の内容を整理したうえで「相手が答えを自分で見つける」
「いらないものを捨てていく」のが頭のいい人の話の聴き方なんですと。

著書の後半部分は、一気に頭のいい人になる5つの思考法の解説。
この5つの思考法を駆使することで、「知性」と「信頼」を同時にもたらすことができます。

そのなかでもGoogleなどの入社面接行われている「構造化面接」の手法が参考になった。
というのも、私自身企業相手に労務管理のコンサルティングを行うことがあり、企業が採用面接を行う中でもこの構造化面接の質問事項が大変参考になると感じたからです

以上のことを踏まえると「頭のいい人」というのは総じて「コミュニケーション上手」と言うことに集約されると思います。

また、この本には「話すたびに頭がよくなるシート」という実践的ワークシートが付録としてついており、著書を読んだ後このワークシートを埋めることで、本を読み返すことなく学んだことを実践しつづけることがサポートされるようになっています。

ワークシート

『人は話し方が9割』(永松茂久)もベストセラーになったが、同じ永松氏の著書

『人は聞き方が9割』

の方が同じような意味で参考になります。

頭のいい人は開いたが話していることについて傾聴して、そして解答を教えるのではなくて整理して無駄なものを省いてあげる。
結果、相手自信が自分の問題の解決方法に対する答えを見つけていく。

「勉強しなさい」
ではなくて、
「もっと人と話をしなさい」
と子どもに伝えていきたいな、と思いました。

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『頭のいい人が話す前に考えていること』を読んで思った3つのこと

  1. 頭がいい人は冷静であること
  2. 頭がいいかどうかは他人が決める
  3. 頭の良さより社会的知性を高めること
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今日のエンジョイ!

グッチー
グッチー

頭がいい人に見られたいだけでなく「人とうまくコミュニケーションがとれるようになりたい」という人にもおすすめです!

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『頭のいい人が話す前に考えていること』(安達裕哉)の情報

書籍名:『頭のいい人が話す前に考えていること』
著書名:
安達裕哉
出版社:ダイヤモンド社
出版日:2023/4/18
エンジョイ度:★★★★
おすすめの読み時:「人間関係をうまく運びたいとき」
キーワード:コミュニケーション、人間関係、
ページ数:315ページ
目次:
第1部 頭のいい人が話す前に考えていること ―「知性」と「信頼」を同時にもたらす7つの黄金法則
 その1 頭が悪くなる瞬間、頭がよくなる時間
 その2 頭のよさを決めるのは「だれ」だ?
 その3 なぜ、コンサルは入社1年目でもその道30年の社長にアドバイスできるのか?
 その4 頭のいい人は、論破しない
 その5 「話し方」だけうまくなるな
 その6 知識が「知性」に変わるとき
 その7 承認欲求をコントロールできる者がコミュニケーションの強者になれる

第2部 一気に頭のいい人になれる思考の深め方 ―「知性」と「信頼」を同時にもたらす5つの思考
 第1章 まずは、バカな話し方をやめる ――客観視」の思考法
 第2章 なぜ、頭のいい人の話はわかりやすいのか? ――「整理」の思考法
 第3章 ちゃんと考える前に、ちゃんと聞こう ――「傾聴」の思考法
 第4章 深く聞く技術と教わる技術 ――「質問」の思考法
 第5章 最後に言葉にしてインパクトを残す ――「言語化」の思考法

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