どーも!グッチー@098takashiです。
日々の職場生活。
そこにはさまざまな性格の人々が集まり、時には争いや誤解、そして心の中に小さな傷を作る出来事が起こります。
しかし、そのような状況に頭を悩ませている方々へ、今回おすすめしたい一冊があります。
それが、
「職場の嫌な人から自分を守る言葉の護身術』
です。
この本の著者後藤千絵さんは職業が弁護士。
最初から法曹を目指していたわけではなく、大学卒業後は大手損害保険会社、予備校講師の経験を経て、法律の道を志したなんともすごい経歴の人。
社会人経験を踏まえていることから、職場の嫌な人についてさまざまな分類ができている。
本書は、その技術をわかりやすく、そして実践的に紹介しています。
なぜムダに反応しないのか、なぜムダに争わないのか、その背景にはどのような心の動きや考え方があるのか。
日々のストレスや職場のトラブルに巻き込まれやすい私たちに、言葉の力で自分の心を守る方法を教えてくれる一冊です。
『職場の嫌な人から自分を守る言葉の護身術』(後藤千絵)の紹介
みなさんの職場には嫌な人がいますか?
殴る、ける、暴言を言うなどのいわゆる「パワハラ」であれば、目立っていてわかりやすいですが、ネチネチムチムチ嫌味を言う人っていないですか?
そんな「モラ男」「モラ女」がいる職場だと、なかなか声を上げにくいですよね。
そんな「職場の嫌な人」の攻略法を指南するのが本書です。
本書では職場の嫌の人を7つのタイプに分類してそれぞれの対処法を説明します。
その7つの分類とは、
- 悪いのは「他人のせい」・・・「自己正当化」タイプ
- 自分の「思い通り」にしたい・・・「自己中」タイプ
- 「もっとほめて!もっと認めて!」・・・「かまってちゃん」タイプ
- ストレスは「他人にぶつけてしまえ」・・・「八つ当たり」タイプ
- 「他人のミス」は絶対に許せない・・・「完璧主義者」タイプ
- あいつより「自分のほうが上」・・・「嫉妬メラメラ」タイプ
- 「弱い者いじめ大好き・・・「サディスト」タイプ
です。
そしてそれら嫌がらせをする人の2つのパターン、積極型と消極型がいること。
嫌な人は実は想像より弱い人であることがわかります。
そしてここからが真骨頂。
相手をギャフンと言わせるためにまずは自分の心を強くすること。
心の護身術を10個説明します。
第3章からは「賢く勝つ」ための言葉の護身術について、ケースごとに対処法が述べられます。
例えば身に覚えのないことで「難癖」をつけられたら、挑発に乗らず「話の争点をずらす」など。
ここで大事なのが最初に学ぶ「心の護身術」です。
相手の言うことにこちらが「カチン」と聞いて、冷静さを失ってはいけません。
そういった意味では、相手をずばっとやっつけるための魔法の言葉があるわけではなく、まずは自分の心を鍛えて反撃ののろしをあげる、という現実的な解を学ぶことができる著書です。
内容の半分以上はケーススタディになっているので、実践的に役立つことと、似たようなケースの応用にも活用できると思います。
繰り返しになりますが、「職場の嫌な人」に対峙するためにはまず自分の心の護身術を鍛えるということを踏まえてケーススタディを見ていきますので、
「自分には自分の心を鍛えるのは無理だ」
と思う方には実践は難しいでしょう。
しかし、難関を突破するためには一念発起しなかれば道も開けないので、この本を読んで「エイヤッ!」と嫌な人を突破できるといいですね。
『職場の嫌な人から自分を守る言葉の護身術』(後藤千絵)を読んで思った3つのこと
- 嫌な人がいたらまずは分類してみよう
- 自分を大事にして「いい人」をやめよう
- どうしようもなく嫌な人からは逃げよう
今日のエンジョイ!
自分を守るためにも『嫌われる勇気』も併せて読むのもおすすめです!
『職場の嫌な人から自分を守る言葉の護身術』(後藤千絵)の情報
書籍名:『職場の嫌な人から自分を守る言葉の護身術』
著書名:後藤千絵
出版社:三笠書房
出版日:2023/3/9
エンジョイ度:★★★
おすすめの読み時:「自分を大切にしたいときに」
キーワード:パワハラ、仕事、自己愛
ページ数:240ページ
目次:
第1章 「職場の嫌な人」には、どんな人がいる?ー7つのタイプ
第2章 職場の嫌な人に負けない「心」のつくり方
第3章 正面から戦わず「賢く勝つ」言葉の護身術
第4章 「グサッとくる一言」を切り返す言葉の護身術
第5章 「やっかいな強者」も撃退できる言葉の護身術
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