読書ログ|『DIE WITH ZERO』(ビル・パーキンス)を読んで人生を豊かにする

読書ログ|『DIE WITH ZERO』(ビル・パーキンス)を読んで人生を豊かにする

どーも!グッチー098takashiです。

今回は

『DIE WITH ZERO』(ビル・パーキンス)

を紹介します。

「ゼロで死ね」

なかなか強烈な言葉ですよね。
通常お金を貯める方法を指南する節約本や投資本はよく目にしますが「お金を使いきれ」という本はなかなかないのではないでしょうか。

この本は

「お金の貯め方」

ではなく

「お金の使い方」

に焦点を当てた本です。

私たちが住んでいる日本では、昨今増税だ年金減額だなどなど、老後が心配になる話がたくさん報道されていますよね。
報道を受けて「やっぱり老後資産を貯めなきゃ」ということで、節約節約して逆に毎日の生活が苦しくなっていないだろうか。
そう少しでも思っているのなら読んでみる価値はあります。

人生一度切り。
この世に生まれたからには、充実した人生を謳歌したい。

充実した人生を生きていきたいと悩んでいる方は必見です。

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グッチー@098takashi

沖縄生まれの沖縄育ち。40代お父さんの休日は子供の遊び場や家族で出かける場所を探して沖縄のあっちこっち(ありんくりん)をめぐっています!

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『DIE WITH ZERO』(ビル・パーキンス)の紹介

『DIE WITH ZERO』(ビル・パーキンス)の紹介
PHOTO BY 写真AC

『DIE WITH ZERO』は「富を最大化しろ」ということではなく「経験を最大化しろ」という本です。
今できること、今できる経験に焦点をあて、経験を最大化することが大切ではないか。
「老後2000万問題」が以前世間を騒がせましたね。
老後のために貯蓄をしよう、今は極力節約しよう。
しかし、年老いたときに世界一周旅行ができるだろうか、自分がやりたいことをやるための体力は残っているだろうか。

その経験から得る喜びは20代だからこその体験ではないか。
50代で東南アジアを一人旅しても、そのとき得た経験はその後の人生にどのような影響を与えるだろうか。

「幸福を最大化するタイミングは常に”今”」

例として挙げられているのは「アリとキリギリス」の話です。
あなたは一生働いてアリとして過ごしますか。
キリギリスのように経験にお金を使いますか?

しかし、この本を読んでみて「明日から経験にお金を使おう!」と10割そう思ったわけではありません。

まずキリギリスは冬に食料が無くなってしまい、たしか死んでしまいますよね?
「経験にお金を使う」は大変理解できるお話ですが、経験に全額使うか?と言われると、それは違うわけです。

あと著者のビル・パーキンスさんが職業柄かなりの高給取り。
なんと2000万ドルものファンドを運用する会社のマネージャーだとか。
これってある意味使い切れないくらいの収入があるはず。
ですから、財産を残さずに死のうといっても、老後資産も十分準備できてのお話だと思います。

しかし「経験を最大化する」という考え方は共感できる部分がありました。
というのも、「思い出は配当を生みだす」
家族と旅行に行くこと、子どもに世界を見せること。
「家族と過ごしたその時間」という経験は、まさにプライスレス。

そして「死を意識する」
財産ゼロで死ぬためには、自分があとどれくらい生きるのか考えること。
「寿命計算機」というワードが出てきますが、これはアメリカのアプリのようです。
日本では太樹生命の「長生き診断」が参考になるかも。

大樹生命
大樹生命HPより引用

私の場合は残りの寿命は36年でした。
80歳くらいで死ぬんだなと言うのがわかりました。
70歳まで働いて残りの10年はのんびり過ごしたいな、温泉行って旅館でおいしい刺身を食べるくらい年に2,3回出来たらいいなと思っています。

最後に「ほほー」と思ったのは、財産は生きているうちに子どもに渡した方がいいということ。
渡せるくらいまとまった額は私自身まだありませんが、子どもたちが成人して結婚して家庭を持つくらいにいくらか渡してあげることができればそのときの子どもたちの家庭でも経験を最大化することにお金を使うことができる。
寄付も同じで、年を取って寄付をするのも悪くはないと思うけど、寄付が必要な団体は「今お金が必要」なので、だから寄付も「今」やることに意味がある。

『DIE WITH ZERO』を読んで、お金を大事に貯めようという日本人的意識より、一度きりの人生なんだから自分の経験値を最大化するこちにお金を使おう、という意識へのマインドチェンジのきっかけになりました。

「なんのためにお金を貯めるんだろう」と悩んでいる方はまずは読んでみることをおすすめします。

注意したいのは「浪費をしろ」とは言っていません。
無駄な習慣的支出はやめるべきという解説もあります。
賢くお金を使って人生を謳歌する。

それが『DIE WITH ZERO』です。

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『DIE WITH ZERO』(ビル・パーキンス)を読んで思った3つのこと

  1. まずはやりたいこと(経験したいことをはっきりさせよう
  2. やりたいこと(経験したいこと)にお金を使おう
  3. でも老後に向けては少し貯めておこう
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今日のエンジョイ!

グッチー
グッチー

経験を最大化する!は確かにその通り。貯蓄一辺倒はほどほどに、今できる経験は何か、常に考えて行動しよう

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『DIE WITH ZERO』(ビル・パーキンス)の情報

書籍名:DIE WITH ZERO
著書名:
ビル・パーキンス
出版社:ダイヤモンド社
出版日:2020/9/30
エンジョイ度:★★★★
おすすめの読み時:40代に差し掛かった人、終活したい時
キーワード:自己啓発、人生、エンジョイライフ
ページ数:280ページ
目次:
ルール①「今しかできないこと」に投資する
ルール② 若い頃にはした金を貯めない
ルール③ 生きているうちにカネを使い果たす
ルール④ 残された日数を知り、ゼロで死ぬ準備をする
ルール⑤ 相続・寄付は死ぬ前に行う
ルール⑥「健康、時間、お金」のバランスを最適化する
ルール⑦「タイムバケット」にやりたいことを詰め込む
ルール⑧ 来るべきときが来たら、資産を取り崩す
ルール⑨ 若いときにはガレージから飛び降りる

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