どーも!グッチー@098takashiです。
現代の私たちの日常生活に不可欠な嗜好品としての地位を確立した「コーヒー」
その特有の香りや風味がどのように生まれるのか、自家焙煎店で磨かれた職人の技術と知識を科学的な観点から徹底的に解明するのが本書です。
味をコントロールし、独自のコーヒーを淹れるための秘訣などが科学的に説明されます。
この本を読んだことがきっかけで「深煎りコーヒーが自分は好みだな」とわかるようになりました。
コーヒーが好きな人はぜひ読んでみてほしい1冊です。
コーヒーの科学「おいしさ」はどこで生まれるのか(旦部幸博)の紹介
みなさんは「コーヒー」は好きですか?
私は高校生くらいからかれこれ30年近くコーヒーを飲み続けていると思います。
それもブラック。
しかし、これまで「おいしいコーヒー」というものを求めてあれこれ飲み比べたこともなければ、コーヒーの種類や豆の産地にも無頓着でした。
今回紹介する『コーヒーの科学「おいしさ」はどこで生まれるのか』を読んでみて改めてその奥深さと歴史を学ぶことができました。
まず驚いたのは、コーヒーの種類が今では125種類も知られているが、コーヒーを取るために栽培されているのは「アラビカ種」と「ロブスタ種」の2種類であること。
長い歴史の中で、この2種類に絞られてきました。
そしてアラビカ種だけならお金がかかるから粗野なロブスタ種を混ぜたのが「ブレンド」
さらに少量の豆でもできるだけたくさん抽出するために推奨されたのが薄い「アメリカンコーヒー」だった。
そしてコーヒーが発見されるにいたった歴史とおいしく飲むための発明の歴史へと進んでいきます。
さらにコーヒーを味を飛躍的に高めたが「焙煎」の歴史とその技術。
各国で開発される焙煎の技術と機械を眺めながら、インスタントコーヒー、缶コーヒー、カフェインレスコーヒーなど現代につながるコーヒーの歴史をつむいでいきます。
そして注目が「第4章コーヒーのおいしさ」の項目。
よく言う「コク」や「キレ」って、実際なんのこっちゃいな?ってわからないって正直思いませんか。
特にコクの概念は日本独特のものなんだという。
世界においては、コーヒーのおいしさを表す言葉もさまざま。
そして一番感銘を受けたのは
「おいしいコーヒー」と「良いコーヒー」は違う、
ということ。
「良いコーヒー」をおいしいと思う人もいればあわないという人もいる。
「悪いコーヒー」がまずいのは共通している。
結局コーヒーが「おいしい」と思うのは、コーヒーの苦み、酸味、香り、焙煎の度合いなどが総合的に交わって、自分が「おいしい」と思えるコーヒーが「おいしいコーヒー」になる。
それゆえ「コーヒーがおいしい店」というよりは、「あの店のコーヒーは自分好みである」というのがあるべき姿なんだろう。
そう考えると腑に落ちることが過去にあった。
私はコーヒーが好きで、たいていどこのお店のコーヒーでもおいしいと思って飲んでいた。
ある日「マクドナルドのコーヒーも良く飲む」という話をしたとき、身内に「マクドナルドのコーヒーがおいしいなんてどうかしている」と言われたのだ。
確かに安いしこだわりのコーヒーというわけではないだろうが、おいしいと思うのは私自身であり身内の基準なんて知ったこっちゃないわけです。
私自身薄いアメリカンコーヒーも飲めば、濃ゆいエスプレッソコーヒーだっておいしく感じる。
自分がおいしいと思う加減を選んでコーヒーを飲めばいいんだ、と腹落ちしました。
この本を読んで焙煎の具合で好みのコーヒーを探すのも一つの手であることを知って、深煎り中煎りのコーヒー豆を買ってきて飲み比べてみた。
すると私の好みの味は深煎りコーヒーと分かった。
今後は豆を飲み比べてみようと思っています。
コーヒーの科学「おいしさ」はどこで生まれるのか(旦部幸博)を読んで実践しようと思った3つこと
- コーヒー豆の値段を気にせず買ってみる
- お店で飲んだコーヒーの感想を残す
- いろいろ飲み比べてみて自分にあったコーヒー豆探しをする
今日のエンジョイ!
自分を信じて「うまいものはうまい」と言おう!
コーヒーの科学「おいしさ」はどこで生まれるのか(旦部幸博)の情報
書籍名:コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか
著者名:旦部幸博
出版社:講談社
出版日:2016/2/18
エンジョイ度:★★★★
おすすめの読み時:「自分を大切にしたいときに」
キーワード:趣味、コーヒー、自分時間
ページ数:355ページ
目次:
第1章 コーヒーって何だろう?
第2章 コーヒーノキとコーヒー豆
第3章 コーヒーの歴史
第4章 コーヒーの「おいしさ」
第5章 おいしさを生みだすコーヒーの成分
第6章 焙煎の科学
第7章 コーヒーの抽出
第8章 コーヒーと健康
旦部幸博さん、絶対自分好みのコーヒー豆見つけたります!
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