どーも!グッチー@098takashiです。
2019年4月から施行された働き方改革関連法。
その流れにのっかるような題名
『女性9割・子育てスタッフ6割で実現する働き方改革働きやすさを本気で考えたら、会社の売り上げが5倍になりました』雅樂川陽子著/同文館出版
を紹介します。
働き方改革に取り組んでいる会社は必見ですよ。
『女性9割・子育てスタッフ6割で実現する働き方改革働きやすさを本気で考えたら、会社の売り上げが5倍になりました』
本の基本情報はこちら。
登録情報
単行本(ソフトカバー): 216ページ
出版社: 同文舘出版 (2019/6/7)
ISBN-10: 4495540394
ISBN-13: 978-4495540395
発売日: 2019/6/7
女性活躍社会推進にもヒント満載でとっても読みやすいですよ!
売上げ5倍って、そんな・・・
著者の雅樂川(うたがわ)陽子氏は、有限会社COCO-LOの代表取締役で作業療法士。
訪問看護ステーションココロからスタートして、デイサービス、リハビリ施設と展開。
2005年創業。2019年現在売上げが創業時と比べて5倍超となっているそうです。
スタッフ9割が女性、6割が子育て中。
そんな会社が売り上げを順調に伸ばしてきた本書で紹介される秘訣はズバリ「休みやすさ」「女性目線の評価」であること。
従業員としゃべることも怖くて避けていた著者が、意を決して働きやすい会社へと変革していくなかで、従業員が働きやすい環境が自然と整えられていきました。
そんなストーリー的な指南書となっています。
女性9割の会社に重要なこと
多様性を認めあおうという社会の流れの中で「女性が働きやすい職場をつくる」ということに批判の声もあがるかもしれないが、現状でも男性と差がある女性の立場からすると、女性が働きやすいという環境を整えることは理にかなっています。
結果売り上げも伸びて人手不足が解消するなら、世の男性経営者はコペルニクス的転回を図るべき。
女性の働きやすさを考えるうえで重要なこととして以下の3つが挙げられています。
1.働く人に選択権をゆだねる
本書P46,47
2.その人らしく働ける環境づくり
3.離職ゼロを目指さない
働く人に選択権をゆだねるとは、働き方を本人に決めてもらうこと。時間やキャリアのステップアップなども、女性は「自分や家族が幸せになる働き方」の視点で考えていると指南しています。
その人らしく働ける環境づくりでは、自分を客観的に知ることができるよう「ストレスファインダー」というツールを使って会社が本人自身に自分の強みを見つける作業をさせています。
そしてわかった強みから得意な分野や向いている分野を伸ばしていくのです。
「離職ゼロ」を目指さないことも大事。
去る者は追わず、応援して送り出してあげれば、いつかまた帰ってくる可能性もある。
「会社をよくしたい」という気持ちについて行けない人は去ってしまう。それも10%は想定内という。
社長として決断すべきところはするということも大事ですね。
70以上の資格に手当てを支給はいかがなものか
この本に書かれている取組ですべてすばらしい、と納得できたわけではありません。
70以上もの資格に手当てを出しているというのは、いささか業務との関連性はどうなのか懸念が残りました。
歯科衛生士の資格を取った方をきっかけに口腔ケア加算に力を入れたというのはよくわかったのですが、70もの資格を取ることが目的化しかねないなと正直思います。
一度手当を出すと、削るのは困難です。
これはすぐにはまねできないところです。
今日のエンジョイ!
働きやすさを追求すると売り上げはほぼ確実に落ちてしまうと思います。
苦しい時期を乗り越えると、種をまいた分実がなると思わないと、働き方改革も続きません。
わかっていても実行は難しですねぇ。
それではまた!
コメント