どーも!グッチー@098takashiです。
突然ですが、先ほどの写真の猫。
迫力ありますね。
なんと車のボンネットに乗っかってきたんですよ。
ここはとある公園というか広場というか「遊水地」
そうその名も那覇市にある
「真嘉比遊水地」
です。
人なつこい猫たちがたくさんいる場所となっています。
猫好きの方は必見です。
那覇市にある猫の楽園「真嘉比遊水地」とは
真嘉比遊水地
その昔真嘉比の道を抜け道に使っていた私にとって、この場所にこのような巨大な空間ができていることに大変驚きました。
安里川流域の治水対策として、沖縄県が平成12年に整備したようです。
安里川流域では、早期にかつ効果的に、下流域の浸水被害の軽減を図るため、河川改修と併せて、総合的な治水対策として、安里川に金城ダムを建設し、真嘉比川には遊水地を建設する計画を策定し、これまで整備に取り組んできました。
沖縄県HPより
その結果、金城ダムについては、平成12年度に整備を完了し、真嘉比遊水地については、平成13年度に整備を完了しました。両施設の計画洪水調整量は、金城ダムが23トン/s、真嘉比遊水地が10トン/sであり合計33トン/sの洪水調節効果があります。
その具体的な効果については、例えば安里川の50年確率雨量(日雨量400mm)を越える平成11年9月の台風18号(日雨量477mm)によって、安里川流域においては面積約14.7ha、231戸の床上浸水がありましたが、両施設の完成により、浸水面積で85%、浸水戸数で90%の改善効果があるとの解析結果が出ています。しかしながら、金城ダムや真嘉比遊水地が供用されても、一部の低地帯等においては依然として床上浸水や床下浸水が起こる可能性があることから、浸水被害を抜本的に解消するために、下流から順次河川改修を実施していく必要があります。
田崎病院から那覇市立病院に向けて川沿いの道をよく抜け道で通っていました。
それがこんなでかい広場になったなんて感慨深いですね。
というか真嘉比が今ではこんなに人気がある地域になったのが一番の驚きですが。
要するにですね、サッカーができるようなバカでかい広場が3つ(上流池、中流池、下流池)あって、安里川が氾濫してきたらその池に順次水を流していく、というための「遊水地」なんですね。
すごいもの作りましたね。
こんだけの広さがあったらちょっとやそっとの川の水もためておくことができるでしょうね、というくらい広いですね。
でもただ広いだけじゃなくて、その周辺の遊歩道が整備され、近所のみなさんの散歩コースになっていますし、何より広場では子どもたちがサッカーをしたり、キャッチボールをしている親子がいたりと、空間を有効活用しているすてきな場所になっています。
街なかの川の割には、川の水が澄んでいるんです。
魚がいる様子がよくわかります。
しかも、デカイ!
30cmオーバーと思われる魚もチラホラいました。
川を眺めていたら近所のおばさんが「オオウナギもいるよ~」と教えてくれました。
駐車場の写真を撮るのを忘れてしまいましたが、下池の方に駐車場と公衆トイレがあります。
駐車場の入り口が非常にせまいです。
なぜか車の幅と同じくらいの鉄製ポールが建てられていて、左折で入ると巻き込みそうで怖い。
車で訪れる予定の方は、車を削らないように注意してください。
トイレも年季が入っているので、お世辞にもきれいとは言えません。
男子用小便器も外から見えるし、水漏れしているのか足元ビシャビシャです。
駐車場に車を停めて、遊水地をぐるっと一周いろいろ歩いてみましょう。
那覇市真嘉比遊水地の猫たち
駐車場からたくさんの猫たちがいるんですがね。
先ほどのボンネット猫も、車の中に私がいるのに、どさっと乗っかってきて。
左耳に切り込みがありますね。
去勢・避妊手術が済んだ「さくら猫」ですね。
地域猫として、地域の方たちに大切に育てられているようです。
「歩けば猫にあたる」
と思うくらい、いろんな猫たちがのんびり過ごしています。
ところどころお墓もあるのですが、猫がのんびりしているのもまたおかし。
人を見かけても「めしをくれ~」と近寄ってこないので、結構お食事は満たされているのかな。
ただ天ぷらが落ちているのところがあったので、栄養はかたよりがありそうです。
人のお墓は勝手に立ち入らないように気をつけましょうね。
那覇市真嘉比遊水地をまじめに散歩
続いては猫は置いておいて、真嘉比遊水地がどういうところか見てみましょう。
まずは上流池まで行ってみると、最初のため池的なところを見ることができます。
川が氾濫してくるとこの入り口を封鎖して、写真右側の上流池の広場にまずは水が流れることになるわけです。
名前が「池」になっていますが、普段は「大きなくぼみの広場」になっているわけです。
途中途中池と池の間に調整弁のような構造物があって、ただの広場ではなくて遊水地であることがよくわかります。
遊歩道から安里川まで下りることができる階段がところどころあって、これは幼児連れには怖いとことですね。
実は真嘉比遊水地には河川カメラが設置されており、大雨のときに遊水地に水がたまっている様子を見ることができます。
残念ながら上池、下池は「調整中」として映りませんが、大雨が降ったときは中池に水がたまっている様子を確認することができます。
こんなデカい空間に水がたまるなんて、どんだけ川の水があふれているんだと恐怖を感じますね。
那覇市真嘉比遊水地の特定外来生物問題
今那覇市内の公園で問題となっている特定外来生物が
グリーンアノール
です。
アメリカから持ち込まれたトカゲですが、食欲旺盛なのとものすごい繁殖力で急激にその数を増やしているそうです。
沖縄在来種の生き物たちの食物まで駆逐する勢いとのこと。
トカゲトラップがあちこちにしかけられており、ときどき生きたまま捕まったグリーンアノールを見つけることができます。
かわいそうと思っても逃がさずにそっとしておきましょう・・・
小禄あたりの公園が震源地のようで、だんだん北上してきています。
末吉公園あたりにも出没しているらしい。
グリーンアノールが増えると、オキナワキノボリトカゲの生存が脅かされてしまう恐れがあります。
最近ではカナヘビ(ジュミー)もさっぱり見なくなったんだから、ヤンバルにまでいくと大変なことになります。
なんとしても北限を食い止めなければなりません。
駐車場に停まっている車にくっついてしまい、車経由で広がることもあるそうです。
ドライブかよ!
真嘉比遊水地なら猫のエサになったりしないのかな。
今日のエンジョイ!
猫の楽園「真嘉比遊水地」
首里城へ向かう坂下の県道の裏手にこんな広い空間があるなんて驚きですよね。
余談ですが、ここかから良く見える「首里ハイム観音堂前」の中がどうなっているのか、個人的には気になります。
ベランダがついていない部屋があるんですよね。
たぶんワンルームなんだろうけど。
歩けば猫にあたる真嘉比遊水地
大雨が降ったら水に埋もれる真嘉比遊水地
お墓がたくさん真嘉比遊水地
ぐるっと一周回ることができるコースがあるので、猫を見つけながら歩くとおもしろいですよ。
それではまた!
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