
どーも!グッチー@098takashiです。
沖縄の春の行事といえば、やはりシーミーです。正式には清明祭といい、親族が墓前に集まり、ご先祖様へ手を合わせ、一緒に食事をする大切な行事です。
そのシーミーの前に欠かせないのが、墓掃除です。
沖縄のお墓は大きく、周囲に草が伸びると、掃除もなかなか大仕事になります。ちょっとほうきで掃けば終わり、という感じではありません。草刈り機、鎌、ほうき、ゴミ袋、花、お茶、水、お酒。いろいろな道具を持って、家族でお墓へ向かいます。
今回は、シーミー前に墓掃除をした日の記録です。
最初にご先祖様へウートートーして、掃除を始める。草を刈り、落ち葉を集め、墓の上も下もきれいにしていく。そして最後にもう一度、手を合わせる。
大変ではありますが、不思議と気持ちが整う時間でもあります。
沖縄独特?シーミー(清明祭)とは?

シーミーは、沖縄で春に行われる先祖供養の行事です。親族が墓前に集まり、料理やお供え物を並べ、ご先祖様に手を合わせます。
本土のお墓参りと比べると、沖縄のシーミーは少しにぎやかです。親戚が集まり、近況を話し、ご先祖様の前で一緒に食事をします。
ただお墓へ行くだけではなく、家族や親族のつながりを確認する日でもあります。そのため、シーミー前の墓掃除は、ご先祖様を迎えるための大事な準備になります。
墓掃除を始める前に、まずはご先祖様へ手を合わせます。
お茶、お水、お酒、お花を供え、線香を立ててウートートー。
「今日は掃除に来ました」
「今年もシーミーの準備をします」
そんな気持ちで、最初にご挨拶をします。
沖縄のお墓掃除は、単なる作業ではありません。草を刈る、落ち葉を集める、コケを落とす。それだけを見ると肉体労働ですが、その前に手を合わせることで、気持ちの向きが変わります。
ご先祖様の場所をきれいにする。
今年も親族が集まれるように整える。
今の自分たちの暮らしを報告する。
そんな意味が重なっているように感じます。
忙しい日常の中では、なかなかご先祖様のことを考える時間はありません。仕事、家事、子育て、予定に追われて、目の前のことで精一杯です。
でも、お墓の前で線香の煙を見ていると、少し時間の流れが変わります。自分の前にも家族がいて、そのまた前にも家族がいた。今の生活は、急にここにあるわけではない。
掃除前のウートートーは、そのことを思い出す時間でもあります。
墓の上から下まで、草刈りはなかなかの大仕事

沖縄のお墓は大きいです。
そのため、墓掃除もかなり本格的になります。墓の周りだけでなく、上にも草が生えます。横にも生えます。下にも伸びます。気づけば、あっちもこっちも草だらけです。
写真では、墓の上に乗って、エンジン刈り払い機を担ぎながら草刈りをしています。
なかなかの光景です。
普通の庭掃除なら、立ったまま草を刈れば済むかもしれません。しかし、沖縄のお墓はそう簡単にはいきません。上から下から、右から左から、角度を変えながら草を刈っていきます。
エンジン刈り払い機で大きな草を刈る。
鎌で細かいところを整える。
ほうきで落ち葉を集める。
袋に入れて片づける。
まさに総力戦です。
しかも、沖縄の日差しの中での作業です。少し動いただけでも汗が出ます。草の量が多いと、思った以上に時間も体力も使います。
それでも、不思議と「面倒だな」だけでは終わりません。
自分たちの家のお墓をきれいにする。
シーミーで親族が気持ちよく集まれるようにする。
ご先祖様に失礼のないように整える。
そう思うと、汗をかきながらの草刈りにも意味が出てきます。
草刈り機の音が響く中で、沖縄のシーミー前らしい風景だなと感じました。
草の中から顔を出す生き物たち

草が多い場所を掃除していると、いろいろな生き物が顔を出します。
バッタが跳ねる。
カナヘビが走る。

オキナワキノボリトカゲが、すっと姿を見せる。

墓掃除をしているはずなのに、途中で小さな生き物観察の時間になることがあります。
子どもの頃なら、きっと大喜びして追いかけていたと思います。大人になると、草刈りの手を止めながらも、つい目で追ってしまいます。
特にオキナワキノボリトカゲを見ると、なんとなく沖縄らしさを感じます。草の中や木の近くで、こちらの様子をうかがうようにじっとしている姿を見ると、少し愛嬌があります。
こういう場面に出会うと、ふと思います。
もしかして、おじいが様子を見に来たのかな。
もちろん、本当にそうかはわかりません。
でも、お墓掃除の日に、ふと生き物が顔を出すと、そんなふうに感じたくなる瞬間があります。
「ちゃんと掃除しているか?」
「もう少しそこも刈ったほうがいいぞ」
「暑い中、ご苦労さん」
そんな声が聞こえてくるような気もします。
墓掃除は、ご先祖様のためにしているようで、実は自分たちの心を整える時間でもあります。草の中から出てくる生き物たちも、その場の空気を少しやわらかくしてくれます。
自然の中にある沖縄のお墓だからこその風景です。
すっかりきれいになったお墓

掃除が終わると、見違えるようにすっきりしました。
草がなくなり、周りが明るくなり、お墓全体がきれいに見えます。始める前は大変そうに見えても、終わってみると気持ちがいいものです。
きれいになったお墓を見ると、やはり来てよかったと思います。
シーミー当日に親族が集まったときも、気持ちよく手を合わせることができます。ご先祖様にも、「今年も準備できました」と報告できるような気がします。
大変な作業ではありますが、終わった後の達成感はかなりあります。
墓掃除は、家族の行事の前にある、もう一つの大切な行事なのかもしれません。
今日のエンジョイ!

最後にもう一度、ウートートーしておしまいです。
掃除前に手を合わせ、掃除後にも手を合わせる。
「きれいにしました」
「今年もよろしくお願いします」
「またシーミーで来ます」
そんな気持ちで、ご先祖様へ報告します。
シーミーは、親族が集まってご先祖様と一緒に過ごす沖縄の大切な行事です。その日を迎える前に、お墓をきれいにすることは、やはり大事な準備だと思います。
草刈りは大変です。
暑いです。
道具も多いです。
体も疲れます。
でも、掃除が終わったあとのお墓を見ると、心まで少し整ったような気がします。
今年もまた、ご先祖様と一緒にシーミーができる。
親族が集まり、手を合わせ、近況を話し、同じ時間を過ごせる。
それは、当たり前のようで、実はありがたいことです。
沖縄の墓掃除は、ただの掃除ではありません。ご先祖様とのつながりを確認し、家族の時間を整えるための、大切な一日です。
シーミー前の墓掃除。
汗をかきながら、草を刈りながら、ご先祖様に少し近づいたような日でした。
それではまた!


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