
どーも!グッチー@098takashiです。
僕たち家族にとって、旅行は大きなイベント。
今回は「沖縄とは違う景色や文化を子どもたちに見せたい!」という思いから、九州の玄関口、福岡・博多を歩いてみたときの様子をアップします。
旅の目的地のひとつが、博多のど真ん中に鎮座する「櫛田神社」。
地元では親しみを込めて「お櫛田さん」と呼ばれ、1200年以上の長きにわたり街の守り神として人々の暮らしに寄り添ってきた、まさに博多の心の故郷です。
沖縄の、自然と一体になった静かな御嶽(うたき)の空気感も素晴らしいですが、大都市の活気と共存する神社の姿は、僕たちにとって新鮮な驚きに満ちていました。

博多総鎮守「お櫛田さん」の歴史に触れる
天平宝字元年(757年)の創建とされる櫛田神社は、大幡主命(おおはたぬしのみこと)を主祭神とし、天照皇大神(あまてらすおおみかみ)、素盞嗚尊(すさのおのみこと)もお祀りされています。
商売繁盛や不老長寿、厄除けなど、様々なご利益があると言われ、古くから博多の人々の信仰を集めてきました。

「博多総鎮守」の石碑が掲げられた門をくぐると、街の喧騒がすっと遠のき、空気が引き締まるのを感じます。ここが単なる観光地ではなく、街と人々を守る神聖な場所なのだと、背筋が伸びる思いでした。
圧巻!祭りの熱気を宿す「飾り山笠」
そして、櫛田神社を語る上で絶対に外せないのが、日本を代表する祭り「博多祇園山笠」です。
その象徴とも言えるのが、境内に常設展示されている「飾り山笠」。

その高さ、約10メートル。
見上げるほどの大きさと、豪華絢爛な飾りに思わず息をのみます。
歴史上の物語や伝説をテーマに作られた人形たちの表情は驚くほど豊かで、一体一体に見入ってしまいました。
この「飾り山笠」は、祭りの期間以外でも一年中見ることができるのが嬉しいポイント。
祭りの本番では、この何トンもある山笠を男たちが担いで街を疾走するというのですから、その熱気と迫力は想像を絶します。
[ここにお子さんが「大きい!」「かっこいいね!」などと話した感想を加えるスペース]
境内でめぐる、静と動のパワースポット
櫛田神社の境内は、決して広くはありませんが、見どころがギュッと詰まっています。
▼静寂の守り神、苔むした狛犬
エネルギッシュな山笠のすぐ近くで、全く違う空気を放っていたのが、この苔むした狛犬です。

どれほどの年月、ここで参拝者を見守ってきたのでしょうか。
鮮やかな朱色の社殿とは対照的に、深い緑の苔に覆われたその姿は、まるで神社の長い歴史そのものを物語っているかのよう。
生命力と、長い時間の静寂が同居する、不思議な魅力に満ちていました。
▼家族でご利益めぐり①「霊泉鶴の井戸」
本殿の地下から湧き出るという、ありがたい霊泉。
三羽の鶴が囲むユニークな手水舎(ちょうずや)が目印です。

一口飲むと不老長寿のご利益があると言われ、家族で一口ずついただきました。
少し塩気を感じる不思議な味で、これが大地の恵みかと、なんだか体に良いことをした気分になります。
▼家族でご利益めぐり②「撫で牛」
子どもたちが特に喜んだのが、この「撫で牛(なでうし)」です。

自分の体の悪い部分と同じ場所を撫でると良くなると言われています。
家族みんなで「頭が良くなりますように」と頭を、「これからも元気でいられますように」と体中を、心を込めて撫でさせていただきました。
こういう体験型スポットは、子どもたちの記憶にも残りやすいですよね。
▼力士の伝説が眠る「力石」
境内には、有名な力士たちが力試しに持ち上げたという「力石(ちからいし)」も奉納されています。
相撲ファンならずとも、その大きさと重々しさには驚かされるはず。
これもまた、櫛田神社が持つ「強さ」や「パワー」の象徴だと感じました。
福岡旅行で「お櫛田さん」を訪れる方へ
櫛田神社は、福岡市地下鉄「祇園駅」から徒歩約5分とアクセス抜群。
キャナルシティ博多や川端通商店街からも歩いてすぐなので、ショッピングやグルメの合間に立ち寄れるのも魅力です。境内は30分~1時間もあれば十分に見て回れます。

今日のエンジョイ!

今回訪れた櫛田神社は、祭りの「動」のエネルギーと、歴史が作り出す「静」の空気が見事に共存する、非常にユニークで奥深い場所でした。
街の発展を見守り、人々の願いを受け止め、そして熱い祭りの中心地となる。博多の街のパワーの源は、この「お櫛田さん」にあるのかもしれない。そんなことを感じさせてくれる、素晴らしい体験でした。
福岡を訪れた際には、ぜひ櫛田神社に足を運び、その空気を肌で感じてみてください。
それではまた!
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